2021/05/13
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資料請求したら勧誘の嵐?
家を計画し始めると、欲しいのは情報です。
わが家は2014年から住宅購入の検討を始めました。
家の成功と失敗の明暗を分けるのは施工者選びにかかっているといっても過言ではありません。選択肢は多い方がいいのです。が、色々なところからしつこく勧誘されるかもしれないと考えると、対応が面倒ですよね。
結論から申し上げると、モデルハウス見学や資料請求などをすると勧誘は多少あります。
しかし、こちらから食いつかなければ押せ押せの勧誘はありません。
電話は一度くらいはかかってきます。ただ興味がなければ断ればいいだけです。このページでは、私の経験から、資料請求することによってどういう流れになるか、またうまくかわす方法についてもご紹介します。
興味があれば、こちらの記事もご覧ください☆注文住宅の成功と失敗|明暗を分けるのは施工者選び
モデルハウス見学では個人情報提供は必須?
住宅展示場に行くと、連絡先を書くように促されます。たまに振り切って見学に進む人がいますが、そういう人は営業マンもあまり相手にしないか、最初と最後のあいさつ程度で放置するようです。
私は、そのメーカーが気に入る、入らないはともかく、営業の人の話を聞くのは基本的に面白かったです。データを書いて「しまった!」ということはありませんでした。
総合住宅展示場に行くと、まず総合案内所で受付しなければイベントに参加できないなどのデメリットがあります。総合案内所で個人データを記入すると何が起こるかというと、後日見学しなかった住宅メーカーから電話やDMなどのアプローチがあります。
しかし、それはしつこいものでもないので、個人データを記入してイベントなどに参加して楽しめばいいと思います。粗品ももらえてお得です。
住宅メーカーごとのモデルハウスの前には、呼び込みの人が立っていることが多いです。訪れた顧客にアンケート(個人情報)を書かせるのが仕事です。断ると、その人が後で営業さんに怒られるかもしれません。
私も一度呼び込みのアルバイトをしたことがありますが、書いてもらえないと営業さんに後で「ちゃんと仕事してください」と怒られました。
応対した営業マンは順番に奥の事務所から出てきますが、いいお客に当たるか冷やかしに当たるかは運です。ましてデータも書いてくれないお客なら、時間だけを無駄にさせてしまいます。データを書かないなら、案内も断るといいでしょう。
どうしてもデータを書きたくない時は、こう言ってみましょう。
「私、ここで既に建てている者です。すぐ帰るので案内も要りません。見るだけ見せてもらいたんですが」
私は実際にこれでアンケート記入無しで見学したことがあります。本当にそこで建てていたので嘘ではないのですが、快く通していただけました(自分が建てたメーカーの新しい展示場をちょっと見てみたかったからです)。
基本的には、データを記入するのがマナーですが、どうしても書きたくなければこのような方法もあるということです。
ただ、家の情報を集めるなら、多少のセールスは仕方がないと受け止めましょう。脈がないと思えば向こうもあきらめは早いので大丈夫です。こちらから積極的に働き掛けない限り、営業マンも暇ではないのでしつこく連絡はしてきません。
ただし、一度でも営業マンを家に通してしまったり、見学会などに参加してしまったら、結構しつこくされることは覚悟しましょう。大手メーカーは、はっきり断っても逆転を狙ってまだ来ることもあります。
あと、リベンジもあるかもしれません。私も一度ありました。営業担当を変えて数カ月後に再度アプローチしてきます。結局それで、一度断ったメーカーが最終的な候補に挙がってきたので、分からないものなのです。
私の建築施工者アプローチ歴
私は以下の通り、かなりたくさんの業者へ資料請求しましたが、最終的に残ったのは、依頼したハウスメーカーを含め2社だけです。それ以外はフェイドアウトされました。
もちろん、こちらが食いついてしまうと、やはり勧誘されます。1社だけアポなし訪問もされました。
でも、多くはDMや電話があるくらいで、「種は蒔いたから縁があれば連絡が来るだろう」という″待ち″の姿勢に感じました。
本気で家を建てたいなら、さまざまなところから情報収集するべきです。良い施工者とのめぐり合いがあなたの大切なマイホームを成功に導くための最も重要な鍵なのです。冷やかしはマナー違反ですが、本当に後悔しないマイホームを手に入れるためには、勧誘を怖れて情報収集の手を狭めるべきではありません。
タウンライフ家づくりで注文住宅の間取り作成のようなところで、何社かから提案を受けてみるのもいいと思います。
わが家の場合は、まず総合住宅展示場へ行き、その後Webからいろいろな工務店・ハウスメーカーの資料を請求しました。資料請求した順番と施工者決定までの流れは以下の通りです。
- 総合住宅展示場で一条工務店のモデルハウス見学→勉強会に参加後放置(半年後に担当者を変えて再度電話あり)
- Webにて資料請求(中堅ハウスメーカー・地元工務店3社)→資料とDMがきただけ
- 2で資料請求した中堅ハウスメーカーの完成見学会に参加→こちらから連絡するまでは放置されていた
- 総合住宅展示場で書いたアンケートにより、セキスイハイム・住友林業・ミサワホーム・旭化成ヘーベルハウスより連絡あり→電話で断る
- セキスイハイムからアプローチあり→訪問あり、断ったが食い下がられる
- Webにて資料請求(ローコスト系地元工務店)→資料が来ただけ
- 建売住宅見学(4件)→その場限りで連絡なし、1社だけDMが届く
- セキスイハイムの工場見学→押されて参加するも微妙な感じ
- セキスイハイムのオーナー宅・建売住宅訪問→土地が見つからず建売住宅を見るついでにオーナー宅へ
価格に見合った良さが感じられずはっきり断る - 一条工務店より担当者を変えて再度電話連絡・期間限定の商品紹介で食いついたため訪問あり
- 3の完成見学会に参加した中堅ハウスメーカーと建築請負契約締結
このうち、訪問による勧誘があったのはセキスイハイムと一条工務店のみです。とくにセキスイハイムさんには相当勧誘していただきました。脈なし客のために申し訳ないと思うほどでした。これは、ちょっと私が営業担当者に色々話をしてしまったせいだと思います。真夏の炎天下を40分以上かけて歩いて来られたらしく「同情引き作戦」もあったのかもしれません。はっきり断った後は、無視すればもう連絡はきません。
しかし、ほとんどは電話が1回ずつあっただけで、2の資料請求した地元工務店は完成見学会のDMが来ただけでした。地元工務店で電話までかかってきたのは1社だけです。
電話があった時に、ちょっと食いついてしまうとダメです。一度何らかの接触をしようと図られます。
しかし、色々行っておいてよかったと思います。いい経験にはなります。
ただ、こんなに検討しても、結局満足のいく住宅は建てられず、建ててみるまで分からないことも多かったです。本当に、家は3回建てて初めて満足できるものになるというのは、間違いではないと思います。
資料請求や展示場に行く前にしておきたいこと
ネットの体験ブログなどを読む
体験談がやはり最強です。周囲の経験者に聞いてみたり、体験ブログを読んだりして、「経験者がどういった点で後悔してるのか」を知ることはとても有意義です。
自分の建てようとしているメーカーで建てた人のブログなどがあれば、とても参考になります。私も順次、後悔している点をできるだけ具体的にアップしていきたいと思っているので、またチェックしてみていただけたら幸いです。
契約時点での間取りや見積書が基準になることを知る
建築請負契約を交わす時点で間取りや仕様が確定していることはほとんどありません。設備のショールームに行くのは契約後になりますし、間取りの変更なども起こる可能性があります。
しかし、契約時の間取り・仕様から変更すると追加料金がかかります。ハウスメーカーの場合、最もランクの低い仕様を契約時に設定していることが多く、定価では変わらないランクのものでも、変更すると大幅な追加料金が発生することが多いです。
このことを最初から意識しておきましょう。
初めて訪れた際に、希望の設備や外壁があるのだが、その仕様で契約前に見積書を出してもらえるか可能かを聞いてみると良いですね。
契約の時点で、どういう仕様のものなのか、はっきりさせておくほど追加費用の発生を抑えられます。希望の設備などがあるなら、契約前に伝えて「それを仕様とした契約書」で契約しましょう。ハウスメーカーを経由しなくても、住宅設備や外装・内装のショールームには行けますので、契約前に個人的に行ってみてもいいと思います。
一生に一度の大きな買い物なのですから、後悔のないようにしましょう。
まとめ:資料請求はべつに怖くないのでむしろするべき
資料請求することによって、建築業者が押しかけてくることはまずありません。たいていは電話がかかってきて、こちらが食いつかなければそれっきりになります。興味があれば、もう一度連絡すればいいと思います。
忙しいところは資料が届いた後、こちらから連絡しなければ放置です。あっても、DMで完成見学会のお知らせなどが来る程度です。
おそらく、そこまでしつこくしなくても、来るものだけで潤っている業者さんなのではないでしょうか。正直、私はそういったところで建てれば良かったと後悔しています。
ただ、経験上、選択肢は多いに越したことはありません。いろいろな建築業者を知って、施工例を見てみるのが一番確実な成功への道だと思います。できれば完成見学会などにも出向き、実際の家をいくつも見てみるといいでしょう。
潤っている業者さんは、本当に全然しつこくありません。「気に入った人だけ来てくれればいい」というスタンスなのではないでしょうか。
理想的な施工者に巡り合うためにも、できるだけたくさんの資料や例を見てみるほうがいいと私は思います。