2021/05/13
新築し早2年が経とうとしています。最近になって、自分の家は「価格の割にはそんなに悪くないのではないか」と思い始めたりんごです、こんにちは。
……とはいえ、お金さえあればやりたいことは山ほどあるわけです。そんなときは妄想リフォームです。今回は、不満の募る内装編です。
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築2年の無垢フローリングとクロスの変化
新築して2年、ウッドワンピノアースの床はむちゃくちゃ傷だらけになっています。ウレタン塗装の無垢フローリングです。普通の無垢材のように、湿気で凹みが治ることがないので、傷が味になっていません。
オモチャやリモコンなどが落ちるたび、どんどん凹みが増えていきます。傷に汚れがついて拭いても取れません(泣)。
ソファーをずらせば、真ん中の座面のたわみを補助するための脚?の跡だらけです。もう貼りかえるしかないってこと?
無垢にするなら、凹みを治す力のある無垢材がおススメです。
そして、クロス(壁紙)も傷だらけです。子供の出入りが多い家の宿命なのかもしれませんが、とても築2年未満の住宅とは思えない有り様です。
人の家ってマジマジ見ないから気づかないだけで、みんな2年でこんなものなのでしょうか。
もう慣れましたが、初めの方は傷が付くとショックですよね。「新築だから子供は呼ばない」という人を神経質だと思っていましたが、気持ちは分かります。
内装までリフォームするのは、うちの経済状態では何十年後になるかというレベルです。が、もしリフォームするならこうしたいということについてご紹介します。
自分の家づくりの際に、経験者のブログをもっとチェックすべきだったというのも後悔している点です。経験者が一度やって、「しまった…」と後悔している点を踏まえて、「次はこうしたい!」という希望を述べることは、これから家づくりを考えている方の最高のヒントになると思います!最後までお付き合いください。
理想の室内壁材「塗り壁」
私はもう、どうせ傷付くならクロスではなく塗り壁にしたいと考えています。コストパフォーマンスの良さではクロスにかなうものはなく、国内の室内壁材シェアの95%はビニールクロスだということですが、お金があれば塗り壁にしたかったです。漆喰もいいのですが、私が気になるのは、ヨーロッパ塗り壁材「エスタコウォール」というものです。塗装壁のようにつるっとした仕上がりにも、下の画像のような表情のある仕上がりにもなります。
吸湿性や消臭性があるのもメリットですが、なにより、傷や汚れも味になるという「風合い」があります。
デメリットは、費用がかかることと、熟練した職人さんでないと仕上がりが雑になるということです。
画像引用元:株式会社プロホーム・大台
ビニールクロスのメリットデメリット
日本の壁材シェアナンバーワンのビニールクロス。そのメリットは安価で簡単に施工できるという点です。圧倒的にコストパフォーマンスがいいのです。
ただ、コスパが良いという以外には私はいいと思うところがあまりありません。「塗り壁は汚れたり崩れたりしてメンテナンスが大変」と言う意見もよく聞きますが、クロスも汚れるし、めくれます。防水タイプの素材でないとあまりゴシゴシこすれないし、軽く拭くだけでは汚れが取れません。湿気などでじとっとしていることもあります。
が、私がとくにデメリットだと感じているのは、継ぎ目が目立つことです。下の画像はわが家の和室のクロスです。部屋の中央に見事な切れ目が入っています。
これは技術の問題なのか……継ぎ目というより、カッターナイフで切り込みを入れたのかと思うほどです。
新築当初はこれほどではなかったと思いますが、日に日に目立ってきています。
継ぎ目が目立つのがイヤでサイディング外壁を避けたいと考える人は、おそらくクロスの継ぎ目も気になると思います。熟練工なら大丈夫なのかもしれませんが、部屋のど真ん中やトイレでもドア正面の壁のど真ん中にこういう切れ目があると、切なくなります。
お金の面でなく、「汚れや崩れが気になる」という視点でクロスを選ぶなら、クロスのほうが見た目が汚いと思います。予算に余裕があるなら、塗り壁をおススメします。
アクセントなら「エコカラット」などのデザインパネル
わが家の施工業者の場合、アクセントクロスは標準仕様でした。
しかし、居室については採用しませんでした。トイレの一面のみに採用しました。
居室に採用しなかった理由は、内装はサンプルだけで決めるので、変に冒険すると大失敗しそうな予感があったからです。LDKには吹き抜けがあり、リビングから階段がつながっていたこともあって、施しにくかったのもあります。玄関ホールから廊下、LDKから階段、2階のホール、廊下はすべて同じ壁紙です。
どちらにしろ、標準仕様で選べるアクセントクロスは、変に採り入れてもかえって安っぽくなってしまうかもしれないので、シンプルに同じ壁紙にしたのでした。
ただ、土地探しに行き詰って、建売住宅を見に行ったときがありました。
そこのリビングのテレビ背面の壁が木製パネルになっていて、それが、とても素敵だったのです。
塗り壁にできないなら、壁紙の上からデザインパネルを貼るという方法もあります。色々調べてみましたが、天竜木材(株)の木質デザインパネルやLIXILのエコカラットという調湿・消臭機能のある壁材がいいと思いました。
画像引用元:天竜木材株式会社
画像引用元:LIXIL
わが家は夫がリビングの壁に地図のポスターを貼っていて、オシャレとは程遠いのですが……クロスの継ぎ目かくしやポスターの貼り跡かくしなどにもいいと思います。
塗り壁リフォームが無理なら、せめてアクセントにエコカラットを貼ってやろうと、こっそり企てています。
理想の床材
やはり床は、気持ちよさでは無垢材にかなうものはないかもしれません。どうせ傷付くなら本物の無垢材がいいと私は思っています。
ですが、古材など重々しいものを土足でない日本家屋に採用するのには私は抵抗があります。広葉樹の無垢床なら硬めで傷つきにくいようなので、オークなどをオイル塗装した無垢床でリフォームしたいです。
ものすごく高いと思いますが、ボーレフロアという曲線のフローリングに憧れています。
画像引用元:BOLEFLOOR
理想の天井材「無垢の羽目板」
やはり無垢材好きなので、無垢の羽目板天井に憧れます。個人的には壁まで無垢板を貼るのはあまり好きではありません。
木の天井は圧迫感があるとか、割れるとか色々デメリットも挙げられますが、天井が木の家は、それだけで部屋に重厚感が生まれるような気がします。
あるいはフェイクの化粧梁で
天井貼り替えまでは無理なら、天然木ふう、フェイクの化粧梁をつけたら素敵だな~とも思っています。
画像は日本の杉材を使った「オールドシダービームス」という後付けの化粧梁です。古材ふうで古民家リフォームみたいですね。中が空洞になっているタイプもあるので、照明も取り付けられるのも、とっても素敵です。
画像引用元:有限会社工房志楽