新築住宅の冷暖房法で後悔しない選択 | 後悔だらけの注文住宅~経験者の失敗から学ぶ家づくりのページ~

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新築住宅の冷暖房法で後悔しない選択

time 2017/07/23

新築住宅の冷暖房法で後悔しない選択

家を建ててから家についていろいろ勉強を始めたので、後悔ばかりで、今から家を建てる人がうらやましくてたまらない40代主婦りんごです、こんにちは。

最近の家は、石油系の暖房は厳禁だそうです。なぜなら、昔に比べて建物の気密性が高まっているため、換気が十分にできないからです。

使っている人もいますが、その場合は1時間に一度自主的に換気するなどの対応が必要です。

また石油ファンヒーターなど、水蒸気を多く発するものは、壁内結露の原因にもなります。小さなお子さんやペットがいる家庭では、防火面からもとくにやめたほうがいいと思います。

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もっとも費用対効果が高いのはエアコン

みなさん、ご存知だと思いますが、もっともコストパフォーマンスがよく、効率的に部屋全体を暖められるのは間違いなくエアコンです。石油系の暖房は温かいですが、灯油代にかかるコストは電気代の比ではありません。

そして空気がクリーンであることも大きな利点です。

床暖房を取り入れるべきか

足下が暖かいと部屋は暖かく感じるのは確かなので、床暖房はあると暖かいですが、初期費用と維持管理費用の面でコスパが悪いという意見も多いです。

また年間で実際に使用するのは12~3月頃の寒い時期数カ月間のみになり、そのために100万円近い初期費用を出し、電気代も高く、維持管理に費用もかかるので、導入して後悔している人も少なくないようです。

床暖房を採用しなかったわが家が出した結論は、「暖房はエアコンを主とし、冬場の数カ月間のみ、リビングなどよく使う部分にだけホットカーペットを併用する」です。ホットカーペットの電気代はエアコンより割高ですが、維持管理が容易なのは大きな利点です。

パッシブエアコンという選択肢

私がつい最近知ったのは「パッシブエアコン」という空調システムです。

住まいの温熱環境を科学する。パッシブエアコンという新発想。

天井に熱交換機とエアコンを設置し、床下へのダクトを通じてエアコン1台で家じゅうの室温を快適に保つシステムです。設備自体には100万円程度かかるようですが、年間の空調費は5~7万円ほどを目標にできるほどの省エネ効果があるようです。

太陽光や風などの自然エネルギーも活かして、夏涼しく冬暖かい設計も考えてもらえるようです。緻密な設計が必要なので、ハウスメーカーでは難しいと思います。

パッシブハウスに取り組んでいる工務店に依頼すれば、快適な家づくりへの意識はかなり高いと思われます。たとえ、初期費用をかけ、高断熱にしてパッシブエアコンを取り入れても、大手ハウスメーカーなどより、はるかに安く上がるのではないでしょうか。

天井から床下へのダクトスペースは、新築時でないと作るのが難しいので、これから新築される人は検討されてみてはどうかと思います。一説によると、日本の住宅は、21世紀の現在も鎌倉時代レベルなのだそうです。

「パッシブハウス」「(建てたい)地域名」で検索してみてください。住宅性能への意識が高い、素敵な工務店が見つかるかもしれません。

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転勤族妻です

りんご

転勤族なのに家を建て、1年半後に夫が単身赴任となったアラフォー主婦です。



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