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新築時の火災保険加入を自分でするメリットと地震保険の加入について

time 2019/01/17

新築時の火災保険加入を自分でするメリットと地震保険の加入について

新築時に火災保険に加入する際、ハウスメーカー提携のところにしますか?

わが家は、親戚に損保代理店の人がいたので、お付き合い上そこで入らなくてはならず選択余地がなかったのですが、実際に被害を受けて保険支払い段階になってみて「よかったかも」と思っています。

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大規模災害の時に保険会社と連絡が取れない?

もし、親戚や友人、知人に損害保険会社に勤める方がいたら、そちらで入ったほうが万一の場合に連絡が取りやすいかもしれません。

家が天災などによって被害を受けた場合、保険会社に連絡しますが、2018年のように、台風や豪雨、地震など大きな災害が続くと、保険会社にいくら連絡してもつながらないことが多いようです。うちは親戚で加入したため、すぐに向こうから連絡がきました。

そして、被害が多数に渡りすぎており、保険会社によっては一軒一軒調査が難しく、工務店の見積書と写真のみといった書面だけの調査で支払われるという場合も多かったようです。

ハウスメーカーとは、連絡はついたものの返事がべらぼうに遅いです;修繕見積もりすら1か月くらいかかりました。

ハウスメーカー経由での保険だとハウスメーカーと保険会社がやり取りしてくれる場合もあるようです。ただ、メーカーによっては(というか通常は)自分で保険会社に連絡しなくてはならないみたいなので、ハウスメーカー提携の保険会社でなくてもいいのでは、と個人的には考えます。

地震保険に加入すべきか否か

結論から言えば、備えておいたほうがいいのでしょう。ちなみに地震保険は単独で加入できず、火災保険に付帯する保険です。

地震保険は火災保険のように実損額が支払われるわけではなく、被害の度合いによって支払われる保険金額が異なり、基礎や軸組み、屋根、外壁などの躯体に影響がない被害については支払われない保険です。

つまり、給排水の配管や設備に関しては、生活に大きな影響を与えるものの、躯体自体の被害ではないため対象外となります。

地震保険の補償額は火災保険の30~50%の範囲で設定されるため、火災保険の保険金が2,400万円の場合、地震保険額は720~1,200万円(時価が上限)となります。

また被害の程度によって、支払われる保険金も変わり、被害の程度が建物時価総額(所得金額から減価償却費を引いた額が目安?)の3%に満たない場合は支払われません。

基礎の割れや軸組みのゆがみなどまで被害が出れば、さすがに一部損以上の被害だと思われますが、たとえば外壁に薄くヒビが入ったという場合や、一部割れたなどに保険金が支払われない場合があるということだと思います。

また建物時価総額が2,000万円の場合に支払われる最高保険金額は、全損(建物時価総額の50%以上の被害)で1,000万円、大半損(40~50%未満の被害)で600万円、小半損(20~40%未満の被害)で300万円、一部損(3~20%未満の被害)で50万円ということになります。

東南海地震のような広範囲にわたる被害の場合、保険会社の調査も2018年災害の比ではないと思います。何%の損害ということを見極めるのに、復興にどれほどの時間がかかるのか予想もつきません。

家の50%以上が壊れても、時価の半額の保険金では建て直しも厳しいかもしれません。

保険料は年間2万円前後のようなので、もしもの時に建物時価の数%~半額でも手にできることを考えると、加入するべきなのかもしれませんね。

おわりに

今後、大規模災害は増えていくと予想されていますが、一度に多数の被害が出ると、やはり保険会社も工務店も対応が遅くなります。そんな時に、知人や親戚などがいてすぐに保険会社と連絡が取りやすいのは大きな安心をもたらしてくれるでしょう。

また地震保険は、火災保険のように実損額を受け取ることはできず、被害の度合いによって支払額にも制限がありますが、年間数万円の保険料で、もしものときに少しでも補償が得られるなら加入の意義は大きいと思われます。

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転勤族妻です

りんご

転勤族なのに家を建て、1年半後に夫が単身赴任となったアラフォー主婦です。



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