2021/05/13
階段の危険性といえば、蹴上の高さや、直線曲線などの形状といったことを重視しがちです。
わが家も実際に賃貸でテラスハウス(2階建て)に住んだ際、子ども(当時2歳)が階段から転げ落ち額を2針縫うけがをしました。階段の形状はU字タイプの内側の踏み面が狭くなった階段でした。
↓イメージ
足元が見えにくい状態で、このような感じの階段の踏み面の狭い内側の部分を踏んで転げ落ちたのだと思われます。妊婦さんなど、足元が見えない人はとっても危険です💦
そこで、家を建てる際にU字階段だけはやめようと思いました。理想はL字型の踊り場あり階段(できれば踊り場2面あり)だったのですが、これが……スペースをとるのがとても難しいのです。
結果的に(踏み外せば一気に転がり落ちるためもっとも危険だという説もある)直線階段のスペースしか取れず、子どもに「必ず手すりを持って降りる」というのを徹底する形になりました。
でも、入居早々私が階段を踏み外しました。問題は形状だけではなかったのです。
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1階の床とまったく同じは危険
建ててみるまで分かりませんでしたが、わが家は1階の床と階段の床で同じ素材を選んでしまいました。現在は、すべり止めを取りつけていますが、当初は何もつけておらず、上から見たときに階段と1階床とが同化してしまっていました。
このように、階段の1番下の段が飛び出している場合、踏み外す危険が高いです。上から見るとこんな感じです。すべり止めのテープがないとほとんど同化して見えていました。
とくに、素材も色もまったく同じにすると、同化現象が起こります。あえて、1番下の段(飛び出している段)だけ色を変えるという人もいるようです。実際にその写真も見せてもらったのですが、なんだか変だったのでやめました。
やはり何らかの策は練っておくべきだったと反省しています。子どもが大きくなったら外そうかと思っていたんですが、大人にも分かりづらいし、外すに外せなくなってしまいました。でも、すべり止めテープってなんだか変ですよね……。
解決策その1:素材の色を変えてみる
すべり止めテープを後づけすると野暮ったくなるので、こんな感じで色を変えてみるといいかもです。踏み面そのものを変えるという手もありますね。2階の床の色に合わせるとかもいいかもしれません。
解決策その2:木目の向きを変えてみる
同じような色の場合、木目の向きを変えてみるのもひとつの方法だと思います。部屋の形状によって、フローリングを貼る方向が決まっている?というか、変更してもらいにくい場合もあるかもしれないんですが、階段の位置によっては、この方法が一番スマートかもしれません。
解決策その3:何か貼ってみる
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最終手段です。もう建ててしまった人はリフォームまでこれで乗り切るしかないかもしれません。危ないですからね……。でも一度取りつけてしまうと、心理的に取り外せなくなるので注意が必要かもです。もっといいアイディアがあれば、ご意見いただければ嬉しいです!
階段は手すりなどの危険対策だけでなく、内装材についても考えよう
階段といえば形状や手すりなどの対策しかとらない人が多いと思いますが、床との同化によって危険が生じる場合もあります。まだ建てておられない方は是非参考にしてみて下さいね!