壁の中に下地がないと色々困る話 | 後悔だらけの注文住宅~経験者の失敗から学ぶ家づくりのページ~

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壁の中に下地がないと色々困る話

time 2017/07/02

壁の中に下地がないと色々困る話

星野源と手をつなぐ夢を見て、冷めかけていた熱が再燃した40代主婦りんごです、こんにちは。

今回は、壁の中身について。

新築後、壁掛けの状態でなにかを取り付けようとしても、壁の中に下地がないと支え切れないという事実をみなさんご存知でしょうか。意外と知らない人もいらっしゃるのではないでしょうか。私は知りませんでした。

賃貸の時は、カレンダーを貼るのさえ気を使っていたので、重い物を引っ掛けるような何かを壁に打ち付けるということはまずありませんでした。

ところが、持ち家になると、住んでから色々壁付けしたいものが出てきました。

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重い物は石膏ボード下地では支えられない

たとえば「引っ越したらテレビを壁付けにしよう」などと勝手に計画してはいけません。必ず、建築施工業者に言って補強材を入れておく必要があります。

なぜなら、室内壁クロスの下は1cmほどの石膏ボードで挟まれているだけで、中身は空洞だからです(外壁に面している部分は断熱材が入っていますが、これも壁付けのものを支える力はありません)。テレビなどの重い物を支えるだけの耐力がないのです。

壁の中には荷重を負担するための「柱」の間に、壁を構成するための「間柱」という垂直材があります。間柱がない部分は空洞になっています。

石膏ボードとクロスが貼られた後は、間柱が正確にどこにあるか分からなくなる上に、取り付けたい位置にちょうどあるとは限りません。

上はわが家の図面ですが、☒マークが柱です。室内壁の場合、ドアやクロゼットの横などだけで、壁の中央部などには入っていないことも多いです。

もっとも確実なのは、建築業者に取り付けまでしてもらうことでしょう。

バスタオルハンガーなどの軽いものだとしても、後付けしようと計画しているなら、言っておいた方がいいようです。

わが家は夫がサーフボードラックを取り付けたかったようですが、下地を施工してもらわなかったので難しいと思います。

よしんば取り付けられたとしても、サーフボードのような重みがあるものは、収納の際や地震などの衝撃を受けた場合などに、壁ごと外れる恐れがあります。

壁に取り付けるものがあれば断熱材施工の前に!

長押というものを知っていますか?和室等によくあるこんな↓やつです。

私はこれを取り付けたくなくて、「取り付けたほうがいい」という夫の意見を却下しました。なぜなら、玄関にコートクロークスペースもあり、寝室横にウォークインクローゼットもあるので、そこ以外にあまり服をかけて壁をごちゃごちゃさせたくなかったのです。

ですが、実際に住んでみると、明日着ていく服をかけて置くのにやはりないと不便だというのです(夫が)。それで無印良品で、石膏ボードにも取り付けられる長押を買いました。

ところがこれが、ふとした拍子にすぐに外れる。そして、一度外れるともう一度取り付けることが困難です。

こんな穴だらけになるなら、初めから夫の言う通りに取り付けてもらっておくべきでした。釘で打つタイプのものも、補強材の入っていない壁に取り付けるのも怖いので悩んでいます。

ホチキスで取り付けられる金具というものもあるようなので、それも考えていますが、新築するなら建てる時に補強材を入れておいてもらうのが、もっともシンプルで効率的です。

壁に取り付けたいものがある場合は補強が必要です。断熱材が施工されてからでは遅いです。室内壁も石膏ボードを取り付ける前に必ず施工業者に補強材を入れてもらうように伝えておきましょう。

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転勤族妻です

りんご

転勤族なのに家を建て、1年半後に夫が単身赴任となったアラフォー主婦です。



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