新築時から防犯性の高い家にするためには | 後悔だらけの注文住宅~経験者の失敗から学ぶ家づくりのページ~

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新築時から防犯性の高い家にするためには

time 2017/06/30

新築時から防犯性の高い家にするためには

小林麻央さんが亡くなって以降、健康についてばかり考え続けているりんごです。こんにちは。

夏が近づいてきました。

窓を開け放して外出されている家がちらほら見られます。ただ、空き巣は雨樋などの足場しかなくても、2階の窓からでも侵入できるそうです。気を付けたいですね。

今回は、どうせなら新築時から防犯性の高い家にするにはどうすればいいか考えてみたいと思います。

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まずは外構でシャットアウト

家の裏側にはとっかかりのないフェンスと照明を

以前観たテレビで、防犯ジャーナリストの梅本正行さんがおっしゃっていました。家の裏が侵入しやすい外構だと、まず泥棒に狙われるようです。

裏側が人目のない田んぼや畑であったり、空き家であったりする場合です。そういう土地の時は、ブロックの上にすき間なく、足場のとっかかりもないようにフェンスを施工し、登れない状態にしておくと良いみたいです。
フェンスの上に忍び返しのようなものをつけておくのもいいと思います。

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また泥棒は光と音を嫌います。裏側にセンサーライトをつけておき、防犯砂利など音が出るものを敷いておくと、防犯意識の高い家だと見て避けると考えられます。

2階の窓やベランダに繋がる経路をシャットアウト

2階の窓に登れるような位置に物置を置いたり、雨樋をつたわせたりすることは危険です。雨どいの位置からどうしても窓が届く場合は、雨樋に取り付ける忍び返しのような防犯グッズも取り入れるといいでしょう。

また調べても分からなかったのですが、テレビで防犯雨樋が紹介されていました(たぶんこの防犯ハウスで使われているもの)。外壁と雨どいの間に手を入れるすき間がなく施工されており、体重をかけると外れるタイプのものです。

建物への被害を防ぐためにも、外構の段階でとにかく侵入を食い止めるのが理想的です。外構で防犯対策をしておくと、用心深い家だと思われ敬遠されます。

無施錠の次に多い侵入方法はガラス破り

公益社団法人 日本防犯設備協会のページにもありますが、警察庁調べによると一戸建て住宅への侵入手段としてもっとも多いのは無施錠で46.5%ですが、次に多いのはガラス破りで36.9%です。
ドアの錠を破って入るという手段は比較的少ないようです。基本的には、死角となる方の窓ガラスを破って侵入するようですね。

ということは、簡単に割れるような窓ガラスだと危ないということです。できればCPマーク付きの防犯合わせガラスにしたほうがいいと思います。
あとはサッシも防犯性の高い、外側から錠の部分が見えないつくりになっているもの(YKKのAPW330など)がおススメです。わが家もこれにしています。

またYKKのAPW330は、滑り出し窓の開閉角度も、外側から操作できない仕組みになっています。

泥棒が侵入を諦める時間は5分

そして、侵入までに2~5分以上かかると、約7割の泥棒はたいてい諦めるのだそうです。防犯ガラスなら短い時間で割れませんし、錠が見えなければ割ろうともされないかもしれません。

とにかく、2重3重に対策をして防犯意識の高い家だと分からせることがとても有効だと思われます。

勝手口を作らない

以前も書いたのですが、いっそ勝手口はなくてもいいのではないかと私は思っています。(参考記事:防犯面の落とし穴「勝手口」は必要か?)なぜなら、泥棒が侵入する際にもっとも狙いやすいのは、道路側からの死角に当たる窓や、ガラス張りの勝手口だからです。

玄関ドアは、昨今防犯性の高いものが多く、実際に玄関の施錠破りは戸建住宅ではほとんどないようです。ただ狙われやすい勝手口のドアは、簡単に破れるタイプのものが多く、ならばいっそはじめから作らないというのが最高の防犯対策なのではないかと私は考えています。

足場となるものを作らない

あとは、物置小屋など足場になるものを窓に届く位置に作らないことが重要です。自転車などを壁際に置いてあっても、それを足場に利用して2階から侵入するケースも多いようです。

2階のベランダなどの近くはもっとも狙われやすいので、なるべく竪樋の位置や物置などもベランダから離したほうがいいでしょう。

タイマー付きの照明にする

泥棒に狙われないためには、留守だと思われない工夫が必要です。タイマー付きの照明にして、留守の日は夜になったら電気が点くように設定しておくといいでしょう。

もちろん、省エネ対策としてLED照明にしておきましょう。

LED照明を点けっぱなしにしたときの電気使用量

留守の間、2階と1階にまたがる階段部分の照明をつけておくのも一手です。ちなみに、わが家の場合、勝手口と吹き抜け階段の照明を点けっぱなしにしても、待機電力にプラスされた電力量は1.1kwh/日、金額にすると数十円でした。

録画できるタイプのインターホンにする

留守宅に侵入しようとする者の46%は、留守であることを確かめるためにインターホンを鳴らすそうです。その際、カメラ付きで録画機能付きのものであれば、侵入を防げれば犯人の手掛かりになります。

新築の場合、1.5~3万円もあれば、追加で設置できます。良心的な建築業者なら手間は同じなので施主支給で取り付けてくれると思います。死角まで写せるタイプのものなら、以下の商品がおススメです。

まとめ

ホームセキュリティなどの契約ができれば一番いいですが、毎月の費用がかかるので難しい場合も多いと思います。ただ、防犯対策は意識すればできることが多いです。新興住宅地はとくに狙われやすいので、新築する段階で対策を取ると住んでからがスムーズです。

とくに窓ガラス、サッシ、勝手口については、家を建ててから直すには限度があるので、新築時に考えておきたいですね。

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転勤族妻です

りんご

転勤族なのに家を建て、1年半後に夫が単身赴任となったアラフォー主婦です。



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