2019/09/06

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2015年注文住宅を建てました。
しかし、「家は3回建てて初めて満足する出来になるものだ」という言葉はやはりその通りで、自分なりに精一杯考えたつもりでも後悔だらけになってしまいます。
家を建てる際には、自分のこだわりを詰め込みたいのが本音ですよね。
ただ住宅には予算というものがあるので、できることには限りがあります。
「予算の範囲で、どれだけ理想の家に近づけられるか」が、一生に一度の家づくりを後悔のないものにするために重要です。
そのためには、施工業者選びがとても大切だと感じています。
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標準仕様が決まりすぎていると結果的に後悔する
私の選んだハウスメーカーは、中堅のフランチャイズでした。
まず不審感をいだいたのは、項目ひとつひとつの単価が書かれている詳細な見積書がもらえなかったこと。
そのかわりに「標準仕様」が決まっていて、その仕様の場合の「坪単価」などを目安に建物価格を出される形でした。
家を建てる契約を交わすときの「建築請負契約書」に書かれている建物価格は、契約時点での仕様で建てた場合の価格です。標準仕様書というカタログのようなものはもらえるかもしれませんが、それでは何にいくらかかっているかは全く分かりません。
見積明細書がない施工会社で建築すると、仕様を変更したときに「驚くほど高額の追加費用」がかかってきます。そして追加費用を怖れるあまり、標準で我慢しておこうと思うようになりました。
予算内に収まったとしても、これでは建ててからさぞかしがっかりすることと思います。標準仕様の充実したメーカーほど、最初が安価で設定されているぶん追加費用が割高になるので、諦めなければならないことが山ほど出てくるのです。
正直、このハウスメーカーでなければ、最終的な価格は上がったとしても納得ができる家になったと思います。相場以上にそれほど「何にいくらかかっているか」を明確にしてもらうことには大きな意味があります。
しかし大手のハウスメーカーで建てた人でも、部屋のコンセントひとつまで単価がわかる見積もりがもらえたという人もいます。もちろん大手であれば、千万単位で総額が変わってくるリスクもありますが…
正直、設備を選べないなら建売住宅と大差がない気がします。
注文住宅だからこそ標準仕様は意味がない
もちろん、標準仕様が充実していて機能性に優れているハウスメーカーもあります。
ただ、それなら注文住宅ではなくてもいいのではないでしょうか。
近隣で家を建てているとき、現場を見るだけで建築施工者が分かるようになっていることが多いですが、オーソドックスでもどこか味がある「素敵な家」だと思うのはハウスメーカーより工務店のほうが多いです。実際にお邪魔したお宅でも、年月を経ても汚い見映えにならない工夫がされていたり、味になる素材が使われていたり素晴らしいと思いました。
広さは同じくらいなのに、私が見せてもらった大手ハウスメーカーが建てた家と総額1千万円ほど違いました(なぜ価格が分かるかというと、その建築会社のホームページなどに2,000~2,500万円など予算ごとの施工例が載っていて、そのお宅も掲載されていたからです。大手ハウスメーカーの家は、お宅訪問にうかがって営業マンに建物価格を直接聞きました)。
玄関ひとつにしても、地元工務店の家は洗い出し豆砂利の艶やかな土間に無垢杉の上がり框、もちろん、床も無垢材で漆喰の壁という、環境にも優しくアレルギーの心配もない家です。
無垢の床は傷がついても味があります。スチームアイロンなどの湿気で傷が元に戻ったりもします。確かに無垢材は生きているので扱いが難しいといいますが、確かな施工技術があるところにお願いすれば、そこまで面倒な手入れも要らないとききます。
半面、ハウスメーカーで一般的な予算で建てる家は代り映えのしない家ばかりです。それなのに、価格は数百万円から1千万円以上と、驚くほど高い……。メリットと言えば、外壁がタイルなどの高耐久なものであることですが、それだって数百から1千万円以上も高い初期費用がかかるならためらってしまいいます。
ハウスメーカーの家も、確かに展示場は豪華ですが、プラスでお金をかけなければ賃貸住宅仕様と代り映えしないといっても過言ではない気もします。
ちなみに、わが家は巾木の部分からボンドがはみ出していたり、クロスの下が接着剤でデコボコになっていたりして、まるでDIYで建てた家のようです。クッションフロアの切り目も雑です。同じ予算でしっかりした施工業者で建てていれば、きっともっと素敵な家になっていただろうと思います。
もちろん、工務店がすべて優れているというわけではありません。きちんと実績があり、適正価格で工事を行ってくれるところでないと、同じくどんぶり勘定の不透明な見積を出してくる業者もあります。また、見積明細書があっても、高額な追加費用がかかることももちろんあります。
要は、建てた人が納得できるように、何にいくらかかっているのかを明らかにしてくれる業者かどうかが大切なのではないかと思います。
施工が雑な業者はある
この記事を書いた時点では、大手ハウスメーカーは施工にばらつきがあると思っていましたが、そうでもなかったようです。
私の知っている範囲では、大手で建てて激しく後悔している人はあまりいないようでした。
ハウスメーカーは高利益を追求するから安価で請け負ってくれる工務店を探し、その結果、施工にバラツキがでると思っていたのですが…私の選んだ業者だけだったようです…
私の選んだ業者のようなところだと職人さんに当たりはずれがあるのか、出来栄えが悪かったです。わが家のようにデコボコの壁になったり、接着剤がはみ出たりしている家は今のところ見ていません。
※画像はわが家のものです
限りある予算で満足できる家にするためには、標準仕様は大事ですが、そこにとらわれすぎても後悔することになると思います。
自分のニーズに合った家を提案してくれ、維持管理しやすく将来のメンテナンス費用まで考えてくれる施工者のもとで、設備や内装などのすべてを自分で選べる家こそが「真の注文住宅」だと私は思うのです。
満足する家を建てるには、施工者選びが最も重要です。私の後悔を参考に、まずは自分に合った施工者探しから始めてみてください。