2021/05/13
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転勤族のマイホームは戸建?マンション?
ずっと集合住宅に住んできた反動で一戸建てに憧れる人、マンション暮らしに慣れて戸建暮らしには戻れない人、どちらのタイプも多いですが、転勤族の場合どちらが得なのでしょうか。
結論としては、立地によって将来の資産価値は違うのでなんともいえません。
しかし、子育て期間が終わったら売るかもしれないなら、売却しやすいかどうかはとても重要ですよね。売却したときに、住宅ローンが完済できることはもちろん、その間に負担した家賃分くらいの損で済むような資産価値が残る家にしなくては意味がありません。
このページでは、転勤族がマイホームを持つと決めたとき、マンションを選ぶか戸建を選ぶか、中古を選ぶか新築を選ぶかということについてシミュレーションしてみたいと思います。
まずはその地域の不動産情報を見てみよう
その地域ごとに、マンションニーズが多い地域と戸建ニーズが多い地域があると思います。買いたい地域でニーズが多いタイプの家の方が、資産価値は落ちにくいと思われます。
買おうと思っている地域の不動産情報をチラシやWebサイトで調べてみて、築年数の経過している物件がどの程度の価格で売られているか調べてみましょう。同一エリアで同じくらいの面積の新築物件と、築10~20年程度の中古物件との価格差がどのくらいかをいくつか調べてみると、感覚がつかめると思います。
売ることが前提でなくても、資産価値のない家は、将来的には″負″動産になってしまいます。子供に受け継ぐにしても、迷惑にしかならないかもしれません。
転勤族の場合、赴任先で家を買う人も多いので、定年後もずっとそこに住むつもりがないなら、売却しやすい家を買うことはとても大切です。そして、売却したときに「賃貸に住んでいた方が結果的には得だった」ということにならないように、ある程度の資産価値を維持できる物件を選ぶようにしたいですね。
そのためには、その地域でのニーズが多い物件を知ることからはじめましょう。
それぞれのメリット・デメリット
どの地域でもマンションより一戸建てのほうが初期費用(イニシャルコスト)がたくさん必要です。
そして維持費用(ランニングコスト)はマンションのほうがたくさん必要です。
このように、戸建住宅とマンションのメリット・デメリットはほぼ相反しているといわれます。
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固定資産税や保険料などの支出はどちらも定期的に必要ですが、固定資産税はマンションのほうが高く、保険料は戸建て住宅のほうが高くなります。
戸建の場合、将来の修繕費として毎月1万円ずつなどを自分で積み立てる必要はありますが、マンションのように管理費・修繕積立金で数万円という決まった支出はありません。高耐久の家を建てれば、修繕費を大幅にカットできる可能性もあります。また敷地内に駐車スペースがあれば駐車料も必要ありません。
マンションの場合、修繕積立金と管理費が毎月徴収されます。そして、買った当時の額がずっと維持される保証はなく、修繕時に一時金を徴収される可能性もあります。これらの費用は、部屋の内装などには充当されないため、壁や床のリフォームなどをする場合は自分で別途準備しなくてはなりません。
ただマンションは、築20年以上の物件でも資産価値がある程度維持されています。なぜなら、中古マンションは新築分譲マンションに比べ、「立地」面で必ず優れているからです。マンションを選ぶ際には、交通の利便性、安全性、人気エリアなどの立地条件を最重要視しましょう。
マンションを選ぶうえで、もうひとつ大切なことは管理面です。
(準備中)