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24時間換気システム(第1種換気)の効果と電気代実例

time 2017/08/19

24時間換気システム(第1種換気)の効果と電気代実例

夏休みで、子供が常時いる生活にストレスがすっかりたまっている40代主婦りんごです、こんにちは。

今日は、ハウスメーカー標準装備で、よく分からないまま使っている24時間換気システムについて。

わが家は第3種換気だと思っていたのですが、調べたら第1種換気のようです。今回はこの24時間熱交換換気(第1種換気)システムについて、電気代のことなども含め調べて簡単にまとめたいと思います。

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第1種換気システム=給気と排気を機械で行うシステム

わが家はマーベックスの澄家という床下熱交換換気システムが標準装備でした。電気代も安く、メンテナンスも簡単だと聞いていたので、てっきり第3種換気だと思っていました。

しかし、調べてみると第1種換気システムだったようです。24時間換気について、こんな程度の意識だった私。

しかし、そんな人は意外に多いのではないでしょうか。

個人の住宅で使用されるのは、第1種か第3種換気がほとんどだということです(パナホームは例外的に第2種換気を採用しているようです)。。

第1種は給気(室外からの空気の取り込み)も排気(室外への空気の排出)も機械で強制的に行うシステムだそうです。気密性の高い住宅であることが必須条件です。

フィルターを通してキレイな空気を室内温度に近づけてから室内に給気するので、室内温度に影響を与えず、さらに花粉症やPM2.5対策としても有効と言われています(もちろん窓を開け放していては意味ないのですが)。排気も室内の湿気のたまりやすい場所から強制的にされます。

第3種換気は自然に給気口から空気を取り込み、排気のみを機械で行うシステムで、第1種に比べ、イニシャルコストもランニングコストも安いそうです。ちなみに、第2種は給気のみを機械で行い、排気口から自然に空気を室外に出すシステムで、主に病院などの無菌室に採用されるようです。

空気が清浄されているという実感は?

正直なところ、よく分かりません。春・秋は窓を開け放つことが多いせいか、花粉症もとくに軽減されていないです。ただ、カビなどの心配はまったく感じません。居室はクロゼットにに排気口が付いていますが、臭いもまったく気になりません。

フィルターに埃がたまっているので、排気はされているんだなという感じです。

第1種換気システムにかかる電気代実例(オール電化住宅の場合)

ネットなどでは、「第1種換気は一番理想的だが、メンテナンスが大変で、電気代もそれだけで毎月2~3千円ほどかかる」とあったのですが、実際のところ、それほど電気代が高いという実感はないです。

留守の間もずっと24時間換気システムは動かしたままですが、ガス併用の頃よりは明らかに光熱費は減少している印象です。

この項では、第1種換気システムにかかる電気代について、実例を用いて見ていきたいと思います。

留守の日の電気使用量実例(夏)

以下が終日留守にしていたときの電気代です。換気システムや冷蔵庫、その他の待機電力(テレビ・録画機等)と外灯・吹き抜け室内灯(空き巣予防のため・ともにLED)のみの電力使用量です。エコキュートの湯沸かしは、留守の間は休止しています。これはかなり電気代にかかわってきます(冬はとくに!!)ので、留守にする時は必ず湯沸かしを休止するようにしましょう。

浴室の換気扇は回しっぱなしです。電子レンジ・オーブントースター・炊飯ジャーの電源は抜いています。太陽光発電システムのパワコンにかかる電気代は別途請求されますので含まれていません。

 

留守中電気代

留守の間の1日の電気使用量が4.8kwh、電気代に換算すると約108円/日。3,250円/日ほどになります。24時間換気は停止してはいけないため、止めている状態との比較はできないのですが、マンション住まいの方の留守中待機電力の平均が3kWh/日だという情報(教えてgoo参照/No.3の方の回答)があったので、わが家で余分にかかっている電気は1.8kwh/日ほどになり、オール電化プランの場合、1日あたりの電気代は約41円、1カ月では1,230円くらいになると思われます。

もちろん家の広さや電気の契約条件によって一概には言えませんが、ネットで言われるほどの電気代はかからないのではないでしょうか。

ちなみに、一条工務店もロスガード90という第1種換気システムを採用されていますが、営業さんは1カ月あたりの電気代は600円だと言われていたと思いますので、2,000円~3,000円ほどかかるというのは、ちょっと言い過ぎなのではないかと個人的には考えます。

ただし、わが家の換気システムは、第1種の最低限のものです。オプションなどで室内空気を循環させ、家じゅうの温度差をなくすようなシステム(マーベックスで言うところのエコエアーシステム)などを導入すると、もしかしたら2~3千円、またはそれ以上のの電気代になるのかもしれません。

まとめ

第1種換気システムは、窓を開ければほぼ無意味で、空気がキレイになっている実感はありませんが、給気と排気だけの標準的なレベルのものであれば電気代はそこまでかかりません。ただ、湿気などは多少軽減されている感じです。真夏は、窓を開けているより閉め切っているほうが涼しいです。これらのことを考えると、コストや効果が第3種換気と比べてどうか等は分からないものの、導入する価値はあるかなと思います。

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転勤族妻です

りんご

転勤族なのに家を建て、1年半後に夫が単身赴任となったアラフォー主婦です。



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